SPECIAL CONTENTS社員インタビュー

Vol. 03

メンズ・レディース向けアパレル自社縫製拠点と描く、
アパレル事業の未来。

H・S(SGS工場長)

A・N(営業)

ベトナム・ホーチミン市にある自社縫製拠点、
SGS(Summit Garment Saigon)。
日本向け中高級品の布帛アイテムを中心に対応する
生産への取り組みを、
国内・海外で業務にあたる二人の視点から
ご紹介します。

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現地スタッフとの意識共有が、
商品の“顔”や“風合い”を大きく変える。

A・Nセレクトショップ向けアパレル製品の営業である私は、お客さまや国内外の仕入先(生地・付属メーカー)さまとの商談、海外の生産工場との品質・価格の交渉、生産計画の調整などを行っています。“顔”や“風合い”がよい高品質な商品を形にするために、SGSとの連携は不可欠です。工場長としてSGSの運営・統括を担うH・S氏と連携を取りながら、日々業務にあたっています。

現地スタッフに対してお願いしているのは、「“お客さま視点”を大事にしてほしい」ということ。以前、レディース商品特有の難素材の対応に手を焼くことがあったのですが、当初商品の“顔”に対するお客さまの評価は高くありませんでした。設備の導入による改善の余地はありますが、やはり関与する「人」の意識で品質は変わってきます。意識改革に注力したことで、現在では先方の技術担当者の方からもご好評いただけるまでになりました。

H・SSGSでは、設計(パターンの作成・調整)とサンプル作成を担当するグループを品質保証部長のもとに配置し、量産前の設計・サンプル作成にお客さま満足度の高い提案を反映できる体制をとっています。素材の特性もデータベースで保管し、特性に応じた縮絨加工と自動化された裁断オペレーションにより、安定した寸法と“風合い”を提供できる体制を整えています。

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自社縫製拠点で実現する安定供給と、
閑散期を活用したオーダーへの対応。

H・S20年以上の歴史を持つSGSでは、経験豊富な生産MDスタッフの配置と、蓄積されたノウハウを活かし、仕様書の翻訳、生産進捗管理、納期管理、品質管理などを実施することで、安心・安全な生産体制を確立させてきました。メンズ・レディースともに、アウター、シャツ、ブラウス、ワンピース、パンツ、スカート等の中高級品向け布帛商品を中心にフルアイテムの生産が可能で、同素材を用いたセットアップなどにも対応できます。また、裁断センターで一括裁断した後、縫製から各工程を経て梱包センターに商品が渡るまで一連の流れを構築し、生産リードタイムの短縮とQR(クイックレスポンス)対応にも努めています。

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A・NQR対応というと国内生産や中国生産を思い浮かべがちですが、SGSは小規模工場に負けないラインの編成対応を得意とし、引き付け型の期中オーダーにも十分に対応できる仕組みを構築しています。さらに、数日の納期短縮をご要望される中で、当社が「AEO事業者」で納期の融通が利くという点も起用のメリットを感じていただけるポイントです。

● 縫製ラインの進捗管理 自社で開発した独自の進捗管理モニターを全縫製ラインに設置。リアルタイムで生産数や品質状況を確認し、人員の配置や動きを容易に管理することができます。特に、生産数と不良数の目標に対する状況を「絵文字」で表示することで、一般の縫製ワーカーもその生産進捗状況が把握しやすくなり、インセンティブをもった生産性向上に寄与できる体制を実現しています。 image
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日本とベトナム、それぞれの地で
感じられる仕事のやりがいとは。

A・Nアパレル製品の企画から素材選定、縫製、納品まで、生産工程のすべてに携わるため、出来上がった商品の一つひとつに思い入れがあります。商品が店頭のほか、SNSや雑誌の特集に取り上げられた際は、世に出ていく様子を直接うかがえるので非常にやりがいを感じますし、商品を着用した方を街なかでお見かけすると、心の中でガッツポーズをしてしまうこともあります。

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H・Sベトナムの地で20年勤務していますが、勤勉で主体性を持ったベトナム人スタッフの気質にポテンシャルを感じています。日本向け中高級品への生産対応は、まず「商品を知ること」から。言葉も文化も異なるスタッフたちは定期的に日本へ出張し、売り場の視察、お客さまとの直接商談、SGSから生産・出荷された後の商品の流れなどを体感することで、生産現場へのフィードバックにも説得力を増していきます。知見を持つことで、自ら商品の価値判断ができるようになり、日本人スタッフへの意見にも主体性が高まるのです。こうしたボトムズアップの生産体制が構築されてきていることにやりがいを感じています。

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SGSを取り巻く現状と、
その先を見据えるビジョン。

H・Sホーチミン市の中心部に近い現在の生産拠点は、コストが高騰し、人員確保も困難な状況になってきています。拠点をさらに郊外へ移動させ、若い労力とコスト競争力を持った生産体制を構築することが必要です。これからは、貿易や生産管理などの工程を含めたスマート化を進め、リードタイム短縮やコスト軽減も目指していきます。
マーケットイン型のビジネスでは、売れるものを売れる時期に売ることが重要。MD構成は今後さらに分割され、店頭展開にはトレンドを重視したニューアイテムの取り揃え、企画・生産・物流にはスピード感が求められるでしょう。また、徹底した在庫削減でサステナブルにも寄与するなど、製販一体型の提案を考えていきたいと思います。

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A・N個人としては、もっともっと「稼ぐ力」を身につけたいです。日本の市場におけるアパレル製品の消費動向は鈍く、必要最低限の消費に留まる傾向が続いている状況です。消費者ニーズの変化を確実に捉えなければ、組織も個人も淘汰されていきます。現在、全社的にも「withコロナ、afterコロナ」の“ニューノーマル”を捉えた新規ビジネスへの取り組みが始まっています。アンテナを張り巡らし、チャンスを掴みにいかなければ、商社マンとして生き残れないと考えていますので、既存のやり方に捉われず貪欲にトライしていきたいです。

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